ブックメーカーの勧誘は危ない!?【詐欺に巻き込まれる】

最近はSNSやマッチングアプリなどを活用してブックメーカーの勧誘を受けるという事例が増えています。しかしうかつにブックメーカーの勧誘に乗るのは危ないと考えておくべきです。
この記事ではブックメーカーの危ない勧誘について、詳しく解説してみました。
ブックメーカーへの勧誘が危ないと言われる理由
ブックメーカーへの勧誘が危ないと言われているのにはいくつか理由があります。
詐欺に巻き込まれる
最も大きな危険性は詐欺被害です。「50万円出資してくれれば月利10%で毎月5万円ずつ配当還元する」というような内容で出資を求められます。
しかし実際に出資したところで、配当の還元を受けられることはありません。
出資者の不安感を取り除くために数か月は配当還元をするケースもありますが、ほどなくして飛んでしまうでしょう。

高額のツールを購入させられる
ブックメーカーへの勧誘に際しては「必ず勝てるようになる必勝ツール」の販売を受けることもあります。
しかしツールを購入したところで、ブックメーカーで稼げるようになるとは限りません。
高額ツールを購入したとしても恐らく紹介されているのは
- 低オッズを狙って稼ぐ
- アービトラージで稼ぐ
- キャッシュアウトを活用する
- マルチベットでオッズを高くする
といった無料でも知れる情報ばかりです。
「八百長が起こる」などの情報でもない限り、わざわざ課金するメリットはありません。
またツール購入に際してクレジットカード決済を利用した場合には、クレジットカード情報が悪用されるという危険性もあります。
ねずみ講の片棒を担がされる
ブックメーカーの勧誘は実はねずみ講だっというケースもあります。
ねずみ講は人に紹介することで紹介料を得られるというシステムですが、明確に違法行為と定められているので注意が必要です。
ねずみ講の片棒を担ぐことになると、最初に支払った資金を回収できないことはもちろん、紹介した人との人間関係に亀裂が入るというリスクもあります。

他ユーザーとの共謀は明確なブックメーカーの規約違反である
ブックメーカーの勧誘の中には「同じ試合に一緒に賭けて儲けよう」というようなスタンスもあります。
しかし他のユーザーと共謀して賭けを行うことは、各ブックメーカーの規約で明確に禁止と定められているので注意してください。
3.26. お客様は一個人としてのベットのみ許可され、グループでのベットは許可されません。
カジ旅|スポーツブック利用規約
仮にバレると出金を拒否される、アカウント凍結を食らうといった重い処分を受ける可能性もあります。
「まさかバレないだろう」と考えているならば、考えを改めるべきです。
ブックメーカー各社は不正な賭けが行われていないかを綿密にチェックしているので、不審な動きがあればすぐにバレます。
ブックメーカー関連のトラブルは警察に相談しにくい
ブックメーカーの勧誘から発展したトラブルは、警察に相談しづらいという事情もあります。
というのもそもそもブックメーカーで賭けを行うこと自体、合法とは認められていないためです。

仮にアカウント登録をしたり入金していたりした場合には、警察に相談することで賭博を疑われる危険性もあります。
また詐欺トラブルに遭っても、被害額が数十万円程度であれば警察はあまり動いてくれません。結局ブックメーカーの勧誘によりトラブルに発展しても、泣き寝入りせざるを得ないケースが多いのです。
勧誘で騙されないための基礎知識
ブックメーカー関連の危ない勧誘に巻き込まれないためには、きちんとブックメーカーの基礎を知っておくことが重要です。
ブックメーカーの基礎を知っておくだけでも、無用なトラブルに巻き込まれる心配は小さくなります。
ブックメーカーへの登録には一切の費用負担なし
ブックメーカーのアカウント登録はすべて無料です。どのブックメーカーでも入会費や登録料を取られることはありません。
つまり勧誘時に「登録料の支払いが必要」と言われたような場合には、100%詐欺と判断してOKです。
無料で登録できるだけではなく、むしろ登録時に入金不要ボーナスやフリーベットをもらえる機会も多くあります。
勧誘には改ざんされた都合のいいデータしか使われない
ブックメーカー投資の勧誘を受ける際には、恐らく「連日勝利している」「月利1000%を実現している」といったデータを画像付きで紹介されることが多いでしょう。
しかしデータの改ざんは非常に簡単です。
最近は有料のアプリを使わずとも、簡単に画像の加工ができるようになりました。
したがって「これだけの実績がある」と画像付きでアピールされても、単に都合の良いデータだけを切り取っていると捉えるべきです。
有料商材を購入しなくても普通に勝てる
ブックメーカーで稼ぐための攻略ツールや必勝ツールは多く販売されています。
しかしわざわざ有料の商材に課金せず、自分の知識だけで稼ぐことは十分に可能です。
過去に競馬や競輪など公営ギャンブルの予想サイトを活用して大きく勝ったという実績がある場合には、有料商材を参考にしたくなるかもしれません。
しかし公営ギャンブルは各レース場に調査員を派遣できるので、それなりに上質な情報を収集できます。
しかしブックメーカーが賭け対象とするのは世界各地のスポーツなので、公営ギャンブルの予想サイトのように良質な情報が予想に反映されることはありません。
有料商材に課金しても稼げる確率は1%も上がらないので、何か勧誘を受けてもスマートに拒否するようにしましょう。
自分の保有するアカウント以外を利用すると賭博罪成立の可能性
刑法では日本人のブックメーカー利用を賭博罪と見なすことはできません。
しかし第三者のアカウントを使って賭けた場合には、賭博罪成立と見なされて逮捕される可能性もあります。
例えば以下のようなブックメーカー投資の勧誘に乗ったと仮定します。
- AはBに100万円を出資
- Bが出資したお金で賭けを行い、勝利金の一部を配当としてAに還元
Aは単に出資をしているだけで賭博を行っていません。
しかし実際にはBのアカウントを借りてブックメーカーでの賭けを通じて稼いでいると見なされる可能性があるのです。
ブックメーカーで稼ぐ際に第三者が関わってくると、トラブルに発展しやすいということを理解しておきましょう。