ブックメーカーのマネーラインとは!?意味と賭け方をわかりやすく解説
マネーラインはブックメーカーの中で、最もシンプルで分かりやすい賭け式です。
本記事では、マネーラインの特徴や実際の賭け方について、詳しく解説しました。
ブックメーカーのマネーラインとは?
そもそもブックメーカーのマネーラインがどんな内容の賭け方なのかを紹介します。
試合結果を予想する賭け式
マネーラインはこれから開催される試合の結果を予想する賭け式です。
サッカーやラグビー、野球、ボクシングなど2チーム(2者)が対戦する形式のスポーツでは、必ず「マネーライン」のオッズが設定されます。
賭け式は2通りor3通り
マネーラインの賭け式は、2通りもしくは3通りあります。
賭け式の数が違うのは、スポーツによって引き分けの有無が異なるためです。
例えばサッカーや野球のように、引き分けもあるスポーツだとマネーラインの賭け式は以下3通りとなります。
- チームAの勝利
- チームBの勝利
- 引き分け
一方でボクシングや相撲のように、引き分けがないスポーツだとマネーラインの賭け式はどちらかが勝利するかという2択です。
ただしブックメーカーによっては、野球やサッカーの試合でも引き分けの選択肢を設けないことがあります。
1X2と表記されるブックメーカーもある
ブックメーカーによっては、「マネーライン」の賭け式が「1X2」と表記されることもあります。
しかし表記が違うだけで、賭けの内容自体は全く同じです。
例えばサッカーで「ドイツ代表VS日本代表」の試合が開催される場合、1X2の賭け式はそれぞれ以下のような意味になります。
1X2の賭け式 | 賭け内容(マネーラインの賭け方) |
---|---|
1 | ドイツ代表勝利 |
X | 引き分け |
2 | 日本代表勝利 |
1X2で賭ける際は、数字がそれぞれどちらに対応しているのか理解しておくことが重要です。
マネーラインの配当計算方法
マネーラインの賭けが的中した場合に得られる配当金額は、「ベット額×賭けた時点のオッズ」によって決まります。
マネーラインのオッズは状況によって変動しますが、配当の対象となるのは自分が賭けた時点のオッズになる点には注意しましょう。
ブックメーカーでマネーラインに賭ける手順
ブックメーカーでマネーラインに賭ける手順をステップごとに解説します。
例として紹介するのはBet365に野球で賭けるケースですが、基本的な流れはどのブックメーカー、どのスポーツでも同じです。
Bet365にログインしたら、野球(プロ野球)のタブをタップして野球のページに移動しましょう。
公式サイトで最新情報をチェック
次に賭けたい試合を選択してください。今回は「中日ドラゴンズVS読売ジャイアンツ」に賭けるケースで解説します。
当該試合の様々なオッズが表示されるので、「マネーライン」から的中すると予想する賭け式を選んでください。今回は「中日ドラゴンズ勝利」に賭けるケースとします。
次に選んだ賭け式に対して賭け金額を入力します。
最後に「完了」ボタンをタップすれば、賭けは完了です。後は実際に試合結果が確定するのを待ちましょう。
ブックメーカーでマネーラインに賭けるメリット
ブックメーカーの数あるオッズの中で、マネーラインに賭けるメリットを解説します。
シンプルで分かりやすい
マネーラインは単純な勝敗予想で、とにかく分かりやすいのが魅力です。
ブックメーカー初心者の方でも、どんな賭け式なのかイメージがつきやすいでしょう。
「難しい賭け方は苦手」と感じる方には、マネーラインでのベットがおすすめです。
情報が豊富で予想しやすい
スポーツの試合に関しては、情報がかなり豊富です。
ブックメーカーのベット画面はもちろん、各種データサイト、Xやヤフコメの口コミなどからも参考になる情報を得られます。
そのためあまり専門性を有していないスポーツに関しても、ある程度精度の高い予想をできるのがマネーラインのメリットです。
キャッシュアウトの判断をしやすい
マネーラインに賭けた場合、試合途中にキャッシュアウトの判断をしやすくなります。
ちなみにキャッシュアウトとは、賭けの結果が確定する前に、自分自身で賭けをキャンセルする手法です。
自分が賭けた時点のオッズよりも高くなっていれば利益確定、自分が賭けた時点のオッズよりも低くなっていれば損切りができます。
無駄に大負けせず、勝てるときにコツコツ利益を増やす上で、非常に重要なテクニックです。
マネーラインのオッズは試合展開に連動するため、最適なタイミングでキャッシュアウトをできます。
例えば自分が勝利を予想したチームが試合中にリードした時などは、キャッシュアウトで稼げるチャンスです。
インプレーベットでマネーラインに賭けると精度が高くなる
マネーラインは試合結果の予想ですが、試合前だけではなく試合中にも賭けられます。
そのため、例えば試合中にリードしているチームの勝利に賭けると、賭けの的中率は高まるでしょう。
また格上のチームがビハインドを負っている状況に賭けるのも1つの手です。
ビハインドを負っている分、勝てない可能性が高いためです。
しかし格上チームは試合中に一時的に不利な状況に追い込まれても、最終的には勝利するケースも珍しくありません。
インプレーベットならばよりお得なオッズ、より高い的中率でマネーラインに賭けられます。
ブックメーカーでマネーラインに賭けるデメリット
ブックメーカーのマネーラインには、デメリットもあります。
オッズは比較的低い
マネーラインのオッズは他の賭け式に比べて低めです。
特に実力差が明確な場合、格上チームのオッズは1.2倍未満など、かなり低めに設定されます。
よって1回的中させるだけでは高額賞金を狙えません。
マネーラインで稼ぐためには、何度も繰り返し的中させる必要があります。
どのブックメーカーでもオッズに大差はない
マネーラインのオッズは、ブックメーカー業者ごとの差がほとんど出ません。
どのブックメーカーで賭けても、大体同じようなオッズとなります。
差があるとしてもせいぜい0.2くらいです。
少しでも高いオッズに賭けるために調査することはもちろん重要ですが、あまりにも差が少ないため調査自体が無駄なコストになる可能性もあります。
マネーラインをメインで稼ぎたいなら、なるべく1つのブックメーカーだけを利用するのがおすすめです。
延長戦の取り扱いはブックメーカーごとに異なる
サッカーや野球は既定の時間内(サッカーは90分、野球は9イニング)に勝敗が決着しなかった場合、延長戦に突入することもあります。
マネーラインは延長戦の取り扱いが厄介です。
ブックメーカーによって、延長戦の取り扱いは以下の通り異なります。
- 延長戦で勝利チームが決まった場合、マネーラインも的中扱いとなる
- 延長戦に突入した時点で、マネーラインの結果は「引き分け」扱いとなる
どちらの取り扱い方法を採用しているか、事前にしっかりとチェックしましょう。
例えば上記のように「延長回を含む」との記載があれば、延長戦突入後に勝敗が決しても、マネーラインは的中となります。
ベット画面では確認できないことも多いので、不安ならサポートに尋ねておくのが確実です。
マネーラインから派生したおすすめのオッズ
マネーラインはブックメーカーで最も基本的なオッズです。
そのためマネーラインから派生して生まれたオッズも多数あります。
マネーラインに少し飽きてきたという方向けに、おすすめの派生形オッズを紹介します。
ドローノーベット
ドローノーベットはマネーラインと同じように勝敗を予想します。
しかし引き分けの選択肢はありません。
ドローノーベットで賭けて結果が引き分けだった場合は、賭けが不成立と見なされベット額が返金されます。
そのためマネーラインよりも小さなリスクで賭けられるのがメリットです。
ハンディキャップ(ランライン)
ハンディキャップはブックメーカー側があらかじめ設定したハンディキャップを加味した試合結果を予想するオッズです。
つまり読売ジャイアンツが負けても2点差以内ならば、ハンディキャップの賭けは的中扱いになるということです。
ハンディキャップはより確実性の高い賭けを行いたい時におすすめです。
なおブックメーカーによっては、ハンディキャップが「ランライン」というオッズになります。
ダブルチャンス
ダブルチャンスは1回で同時に2つのオッズにベットする手法です。
- チームA勝利と引き分け
- チームB勝利と引き分け
- チームA勝利とチームB勝利
単純な確率論でも的中率は67%となり、マネーラインよりもリスクの低い賭け式と言えます。
リスクが小さい分オッズも低くなりますが、確実に的中させながらコツコツ稼ぎたい時におすすめです。
コレクトスコア
コレクトスコアは単に試合の勝敗を予想するだけではなく、試合のスコアまで予想する賭け式です。
勝者を的中しても、スコアが違えばハズレ扱いとなります。
よってかなり難易度の高い賭け方です。
しかしリスクが大きいからこそ、的中した際のリターンも大きくなります。
「マネーラインのオッズは小さくて物足りない」と感じる方は、コレクトスコアで少しリスキーな賭けに挑戦してみるのがおすすめです。